書道に必要な道具

かんめい書道教室では、レッスンで使用する道具は全てフリーレンタルですが、まずは自力で書道を始めたいという方の為に、書道に必要な道具などを解説します。

書道の文房四宝(ぶんぼうしほう)

文房四宝とは、筆・墨・硯・紙のことです。昔の中国で言われた言葉ですが、現在でも使用しています。私の師匠は、筆・墨・硯・紙に酒をプラスして文房五宝だと言っていました。彼曰く、ないと手が震えるので必需品なんだそうです。宝の数は人それぞれですが、まず基本的な道具と選び方を書きます。

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筆  

書道用の筆を使いましょう。絵具の筆だと書きづらいと思います。色々な種類がありますが、初心者は兼毫筆(けんごうふで)という色々な動物の毛が混ざった筆が使いやすいでしょう。安い筆でも良い筆は沢山あるので、何でも良いので試しに使ってみるのが良いと思います。1,000円~1,500円くらいの筆がおすすめです。

筆は相性なので、高価なものが良いとは限りません。自分が書きやすい筆が良い筆です。

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硯で固形の墨を磨るのはハードルが高いので、墨汁が良いでしょう。最初は、小学生が使う安い墨汁(200mlで250円くらい)で十分です。

硯(すずり)

安定性の高い深さのある容器であれば何でも良いですが、硯を使った方が確実に気分が上がります。プラスチックの安い物も出回っていますが、重さがある方が使いやすいです。羅紋硯(らもんすずり)というのがおススメで、600円から1,000円くらいで買えると思います。プラスチックの硯や墨池(ぼくち)を使う場合は、下に滑り止めのスポンジやシートを敷くとよいです。これらは百円ショップで売っています。

下敷き

四宝には入っていませんが必需品です。厚さで値段がちがい、安いのは薄いです。

2㎜くらいが使いやすいと思います。フェルトの安いので十分ですが、あまり薄いとすぐにへたって書きづらいです。

紙は何でも良いですが、書道用半紙を使うのが良いでしょう。紙の質も様々ですが、まずは何でも良いです。つるつるして書きづらい感じがしたら、裏のざらざらした面に書くと良いです。それでも書きづらい感じがしたら、少し値段の高い紙を買うと良いです。最初から大量に買わずにちょっとづつ試していきましょう。