ごあいさつ

Calligrapher KANGMEI
こんにちは。書道家のかんめいです。

書道家 かんめい

書道家と言っても未だ未熟で修業中の身です。
私は日本で書道を学んだ後、英国ロンドンにて中国人書道家の趙翼舟氏の元で10年程書道を学びました。日本で師範という称号を取ってからの挑戦でしたので、少しうぬぼれて先生の門をたたいたのですが、上手に書くことを大事にする日本の書道教育とは違い、芸術としての書道という今まで見たことのない世界を目の当たりにし衝撃を受け、基礎からもう一度やり直すことを決意しました。そこからの10年は私にはかけがえのないものとなり、中国書道のすばらしさを知り、作品を見る目を養い、芸術としての書道の自由さ、可能性、基礎の大切さも学ぶことができました。

 

先生の助手として、ロンドン大学のカレッジ、大英博物館、V&A美術館、中国料理のレストランなどで、レクチャーやデモンストレーションをお手伝いする中、漢字を知らない諸外国の方々や、書道に多少馴染みのあるアジアの方々、お子さんたちがとても楽しそうに書道を学び、また、私のデモンストレーションを本当に興味深く見てくれているのを見て、こんな未熟な私でも伝えられることはあると思い、日本に帰国後、この書道教室を開きました。

 

私は海外に長くいたため、日本の偉い先生や大きな書道会のバックグラウンドはありませんが、英語や中国語などを交え、書道という文化を独自の目線で伝えられたらと思います。また、国境を越えた自由な発想で書道文化を盛り上げていきたいと思っています。

 

ぜひ、初心者の方、中国・日本の歴史的文化に触れたい方、書道を英語で学びたい方など、多様な目的を持った多くの方にお越しいただいて、一緒に書道を楽しんでいただけたらと思います。
Kangmei かんめい

経歴

日本で書道を勉強後、2006年にロンドンに渡る。日系金融機関で仕事をする傍ら、欧州中国書道協会会長である中国人書道家 趙 翼舟氏の門下で、8年間本場中国の書道を学ぶ。ロンドンでは、師である趙 翼舟氏に付き、大英博物館、ビクトリア&アルバート美術館、ロンドン大学等で趙氏のレクチャー・ワークショップ等の指導員また書道パフォーマンス等を担当。2016年に日本に帰国し、2016年10月にStudio Kangmei(スタジオかんめい)を設立し、作品の作成の傍ら、書道教室等を運営。

受賞歴

全国臨書摸刻展 特選、秀作

埼玉県書道芸術展 埼玉県芸術文化実行員会会長賞

中国辛亥革命百周年全英芸術展書道部門 第2位

スタジオかんめい 受賞歴

思想

書道に興味を持ったのは、幼少のころに見ていた絵本の挿絵になっていた藤城清治氏の影絵の影響。黒の中の白・白の中の黒という世界に魅せられ、幼少のころに見た影絵が忘れられないように、印象的な作品を作れるようになりたいと思い、ヨーロッパで活動する中国現代書道の第一人者である趙老師に師事し、古典と現代書道学ぶ。趙老師からは今まで学んできたものを全て打ち消す程、大きなものを学び、世界一の書道家の下で勉強ができたと自負。

書道は字がきれい・うまいということだけが重要ではなく、どれだけ見る人の心に響くかが重要で、そういった作品を生み出すためには、日々きれいな線や点を書けるよう努力することが大切。それが習字の本分であると考える。漢字文化のない外国でも、各々のお国柄に沿ったカリグラフィーという文化は存在し、カリグラフィーという文化の美的感覚は世界中で一致していると考える。中国や日本の伝統文化を守りつつ、世界の文化や言語を取り入れ、書道という芸術を更に広げ楽しんでいきたい。

かんめい書道教室 ロゴ